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2012 · 07 · 15 (Sun) 15:16

◆『いいがかり』ペニー・ジョーダン

◆『いいがかり』ペニー・ジョーダン(ハーレクイン文庫)
 ロンドンでオートクチュールのブティックを経営しているデザイナーのインディアは、得意客と一緒にやってきた実業家のサイモンからいわれのない非難を受ける。どうも彼は、インディアと友人であるメルフォードが愛人関係だと思っているらしい。メルフォードはさておき、彼女にやましいところは一つもない。サイモンにも関係ないことだ。だが、彼は執拗に彼女を責め続ける。("An Unbroken Marriage" by Penny Jordan, 1982)

 人の話を聞かないヒーローのいいがかり&思い込みと、妻子持ち友人のはた迷惑なモテ男ドリームのダブルコンボ攻撃に翻弄される気の毒なヒロインのお話。今月の文庫新刊です。
 タイトルのセンス、素晴らしい。しかも帯にはこうあります。

「ペニー・ジョーダンお得意の強引ヒーローの原点がここに!」

 確かに既視感がある……。
 しかし、このヒーローはその中でも特に人の話を聞かない。聞かない上に憶えていない。これが困る。一番困ると思う。

「これはこれこれこうってちゃんと言ったでしょ?(#・∀・)」

 とヒロインが言っても、

「言ったっけ?(・ω<)テヘペロ」

 みたいな感じに流す。そして、またくり返す。
 何ですぐに忘れる!? 学習能力ないんか!(`Д´#)
 頭に血が昇ると、人の言葉を一切受けつけなくなるその性格、直さないとヒロインが逃げるからねっ。
 ヒロインは特に悪いところはないのです。自分の努力と親戚の遺産で店を出して、毎日いっしょうけんめい働いていただけ。一つだけ落ち度があるとしたら、友だちだと思っていたメルフォードに「いける!」と誤解させてしまったことだけ。
 でもまあ、恋愛経験のない女性がこの手の下心を純粋な「親切」「思いやり」としか思わないことはありえる。けど、それに応えてくれないからって逆ギレ罵りとか──家族がいるのは自分の方なのにこいつクズだな、と思いましたよ(`ω´)。
 ヒロインもっときっぱりと断ればいいのに、というところだけ気になりました。仕返しをしようとか考えても、こんな人の話を聞かなかったり強引だったり思い込みが激しかったりする人ばっかりじゃあ流されるよ。
 もちろんいい人もいるんだけど、彼らにもなれそめの真相は絶対に打ち明けられないだろうなあ(´ω`;)。

[追記]
 すみません、何だか調子に乗ってしまって……orz(それに、ちょっと書き足りなかった)
「(・ω<)テヘペロ」はいくらなんでも違うな、と思ったのでした(^^;)。
 けど読み直したらもっとひどかった。なかなか自分の非を認めないという往生際の悪さ(´Д`)。
 そして、最後の最後でこんな発言。むりやりヒロインの処女を奪ったあとすぐのプロポーズについて。

「君を愛していたから、ぼくは結婚したんだ。それくらいのこと、わかってたと思ってたよ

 わかるか、ボケェ!(゚Д゚#)

 超能力者じゃないんだからさあ、あんな態度でわかるはずないだろっ(-"-;)。
 ヒロイン、あんまりこいつを甘やかさないで、厳しくしつけてほしいよー。きっと他に困る人いるからさー……。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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