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▲『フェアリー・プリンセス 夢迷宮への片道切符』ジュリー・カガワ

▲『フェアリー・プリンセス 夢迷宮への片道切符』ジュリー・カガワ(MIRA文庫)
 平凡な女子高生ミーガンの16歳の誕生日は、思ったようにはいかなかった。学校ではいじめられ、不思議な少年に見つめられ、おまけに弟もいなくなってしまう。幼なじみのロビーは言う。「君の弟は妖精にさらわれたんだ」──ミーガンは弟を助け出すため、ロビーとともに妖精界(ネバーネバー)へ旅立つ。("The Iron King" by Julie Kagawa, 2010)



 Twitterを始めた頃、海外のロマンス作家さんを見つけてはフォローしていたのですが、ジュリー・カガワもその一人でした。
 ていうか、その時彼女はこの作品でデビューしたて。フォローしたのは「カガワ」という日系の名字と、
アイアンキング? 石橋正次と浜田光夫!ヽ(゚∀゚)ノ」
 というノリだけだったのでした。(わからなくてもいいんですorz)
 そしたら二年たって、それが翻訳された! 私の英語力はダメダメなので、翻訳に関するツイートは読み逃していた自信があります(ゆっくり読まないと意味がつかめないのに、その時間がない(´;ω;`))。

 それはともかくこの作品。
 妖精の王と人間の間に生まれたヒロインが、荒廃の広がる妖精界へ飛び込み、冒険する物語です。
 幼なじみのロビーの正体は、シェイクスピア『夏の夜の夢』にも登場する妖精パック。王に命じられて彼女を守っていたのです。
 妖精の取り替え子でさらわれた弟を探すため、父の国「夏の王国」へやってきたはいいけど、そこにはいない。父とは思えぬ父の庇護から逃れて、彼女は「夏の王国」と敵対する「冬の王国」の王子アッシュと妖精猫(ケットシー)グリマルキンも引き連れ、妖精界と現実世界を行き来する。
 このグリマルキンの描写がね──実家のデブ猫みたいで(´ω`;)。抱っこしようとするとギックリ腰になりそうな重い奴そのもの。
 でも、しゃべるとマツコ・デラックス。「彼」と称されているのに「あたし」と言ってたら、そりゃ今はマツコだろう。三毛猫ホームズもやってたし。それかコロンボだ。
 あわわ、また話がズレた。
 全体的な雰囲気としては、児童文学とファンタジーとライトノベルの中間という感じです。次から次へとヒロインたちに危機が迫るテンポのいい展開です。ここら辺、ラノベっぽい。
 妖精は、人々の豊かな想像から生まれるもので、工業の発展やITテクノロジーは妖精界を腐食していく。妖精の弱点である鉄を統べる新しい妖精王が、鉄を触っても大丈夫なヒロインを狙う。他の王国も、彼女の能力を利用したい。
 この設定を読んだ時、私が思い出したのは『マニトウ』というホラー映画(カルトというか珍品的な扱い?)。

 邪悪で最強な精霊が、女性の背中の腫瘍から生まれようとしていた。古の精霊の力を結集しても、相手にならない。
「これを倒すためには、新しい精霊の力が必要だ!」
 その新しい精霊とは?


 テレビかビデオで見た私、これのオチには、
「工エエェェ(´д`)ェェエエ工工」
 とリアルで言いましたけど、嫌いじゃないのよね、この映画。
 読んでてどうもこの『マニトウ』がちらついてちらついてしょうがなくてですね……。
 別に似ているとかそういうんじゃないですよ。まったく違う話です。でも、「妖精」というファンシーな言葉とは裏腹なエグい描写や、勝手がわからないまま飛び込んでいく少女へ突きつけられる残酷さなど、割とアクが強く、いい意味でも悪い意味でもチープ。それがまた思い出させるのだろうか……。
 ハーレだと思って読むのはやめた方がいいです(一応ロマンスカテゴリにしてありますが)。ティーン向けだからなのかロマンスまで長そうだし、やっぱり三角関係らしいし……。
 なんだろうか、三角関係ってティーンのあこがれなの?
「♪けんかをやめて~、二人をとめて~」
 と歌いたくなるシーンもありました(「私のために争」ってるわけではなかったのですが(^^;))。
 評価はよくわからなくなっちゃったよ……。バカバカ、『マニトウ』のバカ!
(★★★)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : パラノーマル MIRA文庫 ★★★

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
    ★★★★からがおすすめです。
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