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2012 · 08 · 24 (Fri) 22:40

◆『背徳のキス』アン・メイザー

◆『背徳のキス』アン・メイザー(ハーレクイン)
 大富豪のカストロとともに彼の屋敷に赴いたジョアンナは、場違いな雰囲気と非難めいた視線にさらされていた。とりわけカストロの息子デメトリの視線は痛い。手術から回復したばかりの父を休ませない若い愛人、と思われているのだろう。だが、彼女がそれを否定しないのには理由があった。("His Virgin Mistress" by Anne Mather, 2002)

 その理由とは──実はもう、カストロは長くない。でも、娘(ヒーロー妹)の結婚式を中止させたくないので、

「こんな若い愛人とイチャイチャできるほど回復したよ〜ヽ(´∀`*)ノ」

 と周囲に思わせるため、ヒロインを連れてきたのです。
 気持ちはわからないではないけど、ヒロインは大変です。ヒーローは常に父親へ嫉妬しているから、カリカリしっぱなし。八つ当たりされてへこんでます。でも、彼女は彼女で、やっかいな夫から開放してくれたカストロのためなら何でもしてあげよう、という気になっている。
 二人は本当に友人なんだけど、ヒロインからすれば幼い頃に亡くした父親という感じで見ていたのでしょう。
 ロマンス読み始めて割と初期の頃に読んだ本なのですが、一度処分してしまってからまた読みたくなって買い直した。
 再読して思ったのは、当事者(ヒーローヒロインと父親)はいいけど、周囲は迷惑だったろうな、ということ。特にヒーローの姉。
 結婚式が終わり、父親が倒れたあと、ヒロインが愛人だと思っているヒーロー姉は彼女を屋敷から追い出してしまう。意地悪というより怒っても無理はない。
 だから、ヒーローが「彼女はパパの愛人じゃない!」と言っても納得しないのです。しかも「なんであんたがわかるの?」と訊いたら返ってきた答えが、

「ただわかるんだ」

 では(´д`;)。
 しかもそのあと、わかった理由がバレたら、

「(  Д ) ゜ ゜」

 としかならないよね……orz
 お姉さんに「お疲れさま」と言いたい作品でした。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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