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▲『100万ドルの魔法使い』テレサ・マデイラス

▲『100万ドルの魔法使い』テレサ・マデイラス(ラズベリーブックス)
「魔法の存在を証明した者に賞金100万ドル」──ニューヨークの大富豪、トリスタン・レノックスが開いたコンテストに、空から箒に乗って舞い降りたアリアンは、自分が300年後の世界へ来てしまったことを知る。トリスタンはそんな彼女に疑いの目を向けるが、アリアン自身もどうしてこうなったのかわからないのだ……。("Breath Of Magic" by Teresa Madeiros, 1996)



 いやあ、面白かったですー。
「魔法」本質の設定がなかなか突飛なので、そこを受け入れられないとつらいかもしれませんが(かなり力業だと思いました(^^;))、ストーリーは起伏に飛んでいてよくできているし、脇役も含めたキャラクターもいい。
 特にヒロイン──アリアンのキャラが本当にかわいらしい! ヒーロー、すぐにメロメロになってしまいます。しかし、このヒーローがひねくれ者。ヒロインに恋したことは割と早めに自覚するのですが、とにかく人を信じることができない人間なので、そういう点でヒロインを悲しませます。
 気持ちはわかるけど、ヒロインがかわいいので、ヒーローを「バカタレ!」と足蹴にしたくなります(`ω´)。
 ストーリーはけっこう複雑。ヒロインは母の形見のエメラルドのネックレスを大事にしているのですが、それが話の要です。その「正体」と二人のロマンスがうまく噛み合い、気持ちのすれ違いや信頼感を巡る展開に盛り上がりを与えています。魔法だけでなく、タイムスリップものとしても先が読めなくて、かなり楽しめました。
 しかし! どうしても許せなかった部分が二つ。それがなければ満点あげてもいいと思ったんですが。
 一つは、ヒロインがヒーローをかばって死にそうになった時、「魔法」でどうにかしようと思うのですが、それを使わせる人間の選択。人まかせにすんなヒーロー(-"-;)。どうせ誰が使ったってうまくできるわきゃないんだから、自分でやんなさいよ!ヽ(`д´#)ノ
 もう一つは、元の時代に戻ってしまったヒロインを、ヒーローがすぐに追いかけないところ。これもお話の展開上、そうせざるを得なかったというのが透けて見える。
 二つとも調整可能だと思うからこそ、なんか許せないのですよ(-ω-;)。一つ目をヒーロー自身がやって失敗したならば、二つ目をためらうのに無理はない。もしかしてそのための調整がうまくいかなかったから、とも言えるんですが……(´・ω・`)。
 なので、非常にもったいないところはありつつも、すごく面白かったのでした。

 実はこれを今読んだのは、コミックが出たからなのですね。
 原作読み終えてすぐ、読みましたよ! そして第一声。

「よくぞここまでまとめたな……」

 大変だったと思います。こうも過不足なく入れ込むのは。原作知らない人が読んでどう思ったか知りたい。
 曜名さん(最近お気に入り)の絵は原作ととても合っていた! アリアンのかわいらしさがよく出ていたと思います。
 でもあとがきにあった「全四巻構想」というのを実現してほしかったなー(´д`;)。そっち読みたいなー。
(★★★★)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : パラノーマル ラズベリーブックス ★★★★

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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